「夢だと気づいてはいけない夢があるって本当?危険な明晰夢の仕組みやメリット、デメリットが知りたい!」
人は睡眠中に夢の中では夢だとほとんど気づかず、起きてから「夢か…」とか「いい夢みたな」と思うものです。
でも稀に、夢を見ている最中に「これは夢だ」と気づくことがありますよね。

- 夢だと気づいてはいけない夢ってどんな夢なの?
- そもそも「明晰夢」ってどういう仕組みがあるの?
- 「明晰夢」を見るメリットやデメリットは?
など、気になることがたくさんあるはず。
そこで今回は、夢だと気づいてはいけない夢についてお話していきます。
明晰夢の仕組みや、明晰夢を見るメリットとデメリットについてもお伝えしていきますので、ぜひチェックしてみてください!
目次
夢だと気づいてはいけない夢がある?明晰夢の仕組みは?

では、「夢だと気づいてはいけない夢」とはどういうものなのでしょうか?
「夢だと気づいてはいけない夢」は専門的な用語でいうと、「明晰夢」と言います。
- 夢の中で夢だと気づく夢
- 「自覚夢」「覚醒夢」とも言われる
- 夢だと自覚している状態
まずは「明晰夢」の仕組みについてお話していきます。
「明晰夢」という言葉を今日ここで始めて聞いた人、「聞いたことはあるけどあんまり知らない!」という人が多いはず。

夢だと気づく夢を「明晰夢」という
「明晰夢」を簡単に説明すると、夢を見ている途中に「あ、これ夢だな」と気づく場合のこと。
「自覚夢」や「覚醒夢」と言われることもあります。
夢が先で気づくのが後です。
夢を「夢」だと気づくには、夢なのか現実なのかを寝ている最中に認識するための確認作業が必要になります。
でも、普段していない思考を寝ながらするのは難しいですよね。
ただ、明晰夢を見ることに慣れると、夢をコントロールできるようになり、怖い夢を面白い夢に変えられることもできます。
「明晰夢」は普通の夢よりリアル
基本的には夢ってふわふわしているものです。
たとえどれどけ面白い夢を見ても、「なんだったっけ…」と忘れてしまうこともありますし、現実的ではない夢も多いですよね。
でも、明晰夢を見た時は、まるで現実の自分の身に起きたかのようなリアルさがあります。
五感の感じ方も起きている時と変わらず、目が見えるのはもちろん、色んな音もしっかり聞き取れています。

「怖い夢」は通常より気持ちのダメージが大きい
明晰夢は普通の夢よりもリアルに感じられるので、どんな夢を見たのかによって精神状態が大きく左右されます。
例えば、「怖い夢」は通常よりダメージを受けやすいです。
夢だと気づかないままだとそこまでリアルさがないので、「怖い夢だったな」「あー夢でよかった!」くらいで終わりますよね。
でも、明晰夢は見えるものや聞こえる音がリアルな分、本当に自分が体感してしまったような気持ちになります。
実際、明晰夢に悩まされている人も少なくありません。

「危険な体験の夢」も気づくと危ない
「危険な体験の夢」は精神に大きな恐怖心を生み、「こんな夢を見るならもう寝たくない」と思うこともあります。
その結果、睡眠障害を抱えてしまう可能性もあるんです。
実際、私たちにとって睡眠は、体だけでなく心にも大きく影響しますよね。
しっかりと睡眠をとることで1日の疲れを癒し、翌日の活動に備えるというサイクルが私たち人間の正しい生活リズムです。

「明晰夢」は訓練により内容のコントロールが可能
実は、明晰夢は訓練すれば夢の内容をコントロールできます。
自分で夢をコントロールすることで、怖い夢を楽しい夢に変えたり、現実ではできないことを夢の世界で自由に体験することも。

夢だと気づく夢、明晰夢を見るメリットとデメリットは?

ここからは、明晰夢を見るメリットとデメリットについてお話していきます。
「自分でコントロールできれば無敵!」と思うかもしれませんが、デメリットも把握しておかなければ後悔するかもしれません。

コントロールできれば「明晰夢」にはメリットがある
先ほどもお話した通り、夢を自分でコントロールできるようになれば良い事がたくさんあります。
例えば、好きな人とデートしてみたり、鳥のようにスイスイと空を飛んでみたり、アイドルになってステージに立ってみたり。
楽しいことを思う存分にできるようになります。

現実での「苦手」を克服できる
例えば、あなたには大嫌いな食べ物があるとします。
もしその大嫌いな食べ物を夢の中で食べられたら、「現実でもいけるんじゃないか?」と何となく自信が湧いてきませんか?

現実で苦手なものを夢の中で乗り越えることで、現実でも何とかなるような自信が湧いてくるからです。
夢を見るだけで苦手を克服できるなら、誰だって明晰夢の助けを借りたくなりますよね。
自分の深層心理に向き合うことができる
夢は人の深層心理が作り出している表現だと考えられています。
なので、「これは夢だ」と自覚しながら夢を見ることで、自分の深層心理に向き合うことができるようにもなります。

コントロールできれば悪夢を見なくなる
夢をコントロールできるようになれば、悪夢を楽しい夢に変えることができます。
実際、週2回悪夢を見る人を対象に実験を行い、ゲシュタルト療法とともに明晰夢の訓練を実施しました。
その結果、悪夢を克服できたという事例もあるんです。

「明晰夢」の最大のデメリットは眠りの浅さ
明晰夢の最大のデメリットは眠りの浅さです。
先ほども少しお話した通り、明晰夢を見ている時は眠りが浅いので、心身ともに疲れがとれない場合も多々あります。
私たちにとって睡眠は必要不可欠なもの。
きちんと眠れない日が続くと、日常生活に支障をきたしてしまうこともありますよね。
明晰夢にハマり過ぎないようにしなければいけません。
見すぎると体調不良や精神疾患に陥る可能性がある
明晰夢を見すぎると体調に変化が現れることも。
明晰夢で見る夢はリアル過ぎるので、怖い夢を想像以上に恐怖を感じたり、寝ることが怖くなってしまうこともあるからです。
また、その寝不足が体調不良に繋がることもあります。

コントロールしながら明晰夢をみるコツとは?夢日記が効果的!


自分でコントロールできるようになれば、現実離れしたことを楽しめるようになりますよ!
それによって普段の生活のモチベーションも上がることが期待できます。
夢日記をつけてみる
コントロールしながら明晰夢を見るためには「夢日記」が効果的です。

夢日記をつけていると、夢を見ている時の精神状態と徐々に繋がっていき、「これは夢だ」と自覚しやすくなると言われています。
瞑想を習慣にする
瞑想を習慣にするのもおすすめです!
瞑想は集中力を高め、明晰夢を見るだけに留まらず、普段の生活においてもあなたの精神に多大なメリットをもたらしてくれるます。
特に寝る前の瞑想は、明晰夢を見るチャンスを大幅に上げる可能性があると言われています。

まとめ

夢だと気づいてはいけない夢は確かにあります。

ただ、明晰夢に依存し過ぎてしまわないようにだけ注意してください。
上手に夢をコントロールして良い方向に自分を導いていきましょう!